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熊本の温泉に50ヶ所以上行った温泉ソムリエが語る! 温泉が根付く「くまもと暮らし」

熊本県庁のくまもとLoversが語る「私はくまもとのココが好き!」。
第一弾となる今回は、東京にある中央官庁から熊本県庁に出向し、一家で熊本にやってきている小川さんに、温泉という観点から熊本の魅力を語っていただきました。

小川  剛史さん
茨城県出身。東京の大学を卒業後、まちづくりや交通政策に携わりたいとの想いから国土交通省に入省。2020年から熊本県庁に出向し、昨年度は県の移住定住施策を担当した。熊本には小さい子どもを含めた家族で赴任しており、自身もイチ移住者として、温泉のある「くまもと暮らし」を満喫中。

熊本ならではの日常に温泉がある暮らし

私なんかがこの企画のトップバッターでいいんですかね(笑)少し自己紹介をしますと、もともと国土交通省で様々な業務に携わってきましたが、今回、出向という形で熊本県にお世話になっております。 私は業務命令で熊本に来ていますので、いわゆる「移住者」とは少し異なるかもしれませんが、先ほどご紹介がありましたとおり、小さな子どもを連れて熊本に赴任していますので、家族連れという視点からもお話できると思います。本日はどうぞよろしくお願いします。

さて、今回のテーマである「温泉」と私、ですが、もともと小さいときから温泉は好きで、幼い頃に家族で温泉旅行へ連れて行ってもらったことも覚えています。妻とも温泉は共通の趣味で、子どもが生まれてからも、 東京都内にいた頃は箱根や伊豆、北関東など温泉目当ての小旅行によく行っていました。

そんな中、熊本にやってきてからは温泉との付き合い方がいい意味で大きく変わりました。熊本では、いちばん有名な黒川温泉以外にも、熊本市内から東西南北どこへ向かっても温泉にたどり着きます。日常の中で物理的にも近くに温泉があることは、熊本ならではだと思います。

我が家は6歳と2歳の子ども、そして妻と私の4人で熊本に来ています。熊本には、温泉はもちろん、大きな公園も多くあります。公園も温泉も色々なところに多くあるので、大きなアスレチックのある公園で思い切り遊び、ご飯を食べて、道の駅で買い物をして、最後に温泉に入って帰るのが我が家の休日の王道パターンです。こんな充実したプランを東京で気軽に実行するのは、なかなか難しいのではないでしょうか。

【有名な黒川温泉から車で10分くらいにある山あいの一軒宿には、絶景の混浴露天風呂が】
【阿蘇のカルデラ内にある大きな公園。我が家の子どもたちにとって阿蘇といえばここ、というくらい大好きなアスレチック】

温泉には、ストレス軽減や体力の回復などの効果が期待できます。自宅のお風呂はそこまで広くないのですが、やっぱり定期的に広いお風呂に入ると、体の調子が良くなるのを感じます。その歳で(笑)、とよく言われるのですが、実はここ数年、末端冷え性なのか、寒い冬や季節の変わり目の秋口に手足の先がとにかく冷えるんです。そういうときに温泉にゆっくり浸かると、体の芯から先まで温まって、その後数日は指先も足先も温まってとても良いです。

黒川温泉がある南小国町についてもっと知りたい方はこちら。

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家族の時間をゆったり過ごすことができる家族湯文化

さて、みなさん小さな子どもを連れて温泉に入る場合はどうしていますか。どうしてもゆっくり入ることは難しい のではないでしょうか。そもそも子どもの面倒を見るのが大変で、子どもが小さいうちは温泉に入るのを諦めている、というご家族も多いかと思います。
しかし、熊本には家族湯文化というものがあって、プライベートな空間で家族でゆっくり温泉に入ることができるんです。これが個人的には今日のお話で何より一番、「くまもと暮らし」の魅力としてお伝えしたい点です!

熊本には日帰りの温泉施設で、小屋のような家族湯がたくさんある施設が県内あちらこちらにあるんです。 他の人と鉢合わせせず一棟一棟独立したプライベートな空間なので、コロナ禍にもいいですよね。
時間も50分から90分くらいで、値段も安くて1500円、高くても3000円ほどでしょうか。温泉好きの私でも、熊本に来るまで噂程度でしか知らなかったのですが、実際こっちに暮らしてみて体験してみると、子ども連れでも本当に気軽に温泉に浸かることができます。

また、熊本市内でもある植木地区や菊池市内には温泉銭湯が多くあります。200円、300円で入れるので、家にお風呂があっても週5で来ている人もいるみたいです。農作業帰りのおじさんが軽トラでやってきて、入って帰る姿もよく見かけます。それほど温泉が日常生活に溶け込んでいるんです。

意外に温泉も多い熊本市内!もっと知りたい方はこちら。

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地域ごとに特色のある熊本の温泉事情

泉質がいいのはもちろんですが、熊本では多彩な泉質の温泉に入ることができます。温泉の風情を感じるものに、硫黄の香りがありますよね。この硫黄泉以外にも、海に近い天草のほうにはしょっぱめの塩化物泉に浸かることもできます。私が一番好きなのは県北部の山鹿温泉や平山温泉のアルカリ性単純温泉です。つるつるとろとろして肌にまとわりつくような、まるで化粧水に浸かっているような温泉です。これまでは、いかにも温泉、という硫黄泉が好きだったのですが、熊本に来て以来、こういうアルカリ性のつるつる系温泉にすっかりハマっています。

いろんな泉質に手軽に安く、プライベートで入れるので、熊本は日常的に温泉に接することができるいい地域です。温泉は副交感神経をリラックスさせる効果もあるので、仕事との切り替えやリセットにもいいですね。

【熊本に赴任して最初に入った温泉が平山温泉ですが、あまりの泉質の良さにびっくり。畳敷きなので子連れでも安心】

生活に根付く温泉と移住との親和性は抜群

実際に暮らしてみて思うのですが、移住と温泉は親和性が高いと思います。ただ、観光パンフレットでは温泉について出てきますが、こと移住の点ではこれまで大々的なプッシュはしていなかったかもしれませんね。これは昨年度 1 年間、移住定住担当をしていた者としての反省でもあります。
東京では日常的でなかった温泉がすぐ近くにあるというのは、魅力的な要素だと考えています。私はこの2年間で県内の温泉に約50箇所、のべ回数だと80回くらいは行っていますが、それでも距離も金額もそこまで負担になりません。地元に根づいた温泉文化、温泉地があるからこその頻度です。

特に先ほど紹介した平山温泉や山鹿温泉の泉質には驚きました。例えば熊本に来てからもう5回泊まっている我が家の常宿である山鹿温泉の宿。ここは全ての部屋に内湯があって、ボタンを押すと温泉が出てきて滞在中好きに入ることができます。県南部なら人吉にも風情がある温泉銭湯があり、また、先日は家族で水俣にある湯の鶴温泉に泊まりました。昭和から時が止まったかのような温泉街で、ここの温泉の泉質がまたすごく良いんですよ。

1300年以上の歴史を持つ玉名温泉もいいところです。有名な日帰り温泉施設には、大浴場だけでなく敷地内に日中滞在できる離れがあります。一棟ずつ温泉旅館のような部屋があり、それぞれに大変立派な内湯が付いています。お昼のお膳が出て、日中の滞在時間中は温泉に入り放題です。子連れで気兼ねなく温泉に入ることができ、昼寝やおやつを挟みながらのんびりと...コロナ禍でも楽しめる我が家お気に入りのスポットです。

【この贅沢なつくり、こんな温泉がついた部屋を関東で泊まろうものなら何万円するか...】

玉名温泉のある玉名市について、詳細はこちら

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それから温泉の蒸気で食べ物を蒸す「地獄蒸し」というものもあります。温泉街や家族湯の敷地内などに蒸釜があって、温泉利用者は無料で利用することができます。持参した野菜や卵などを入れておくと、風呂上がりには蒸し上がっています。

もともと熊本は本当に野菜が新鮮なのですが、蒸しただけなのになんでこんなに、というほど野菜が甘くて美味しくなります。家から食材だけでなく、塩やマヨネーズを持っていって食べるこの気楽さは熊本ならではです。慣れてくるとこういう楽しみ方もできます。

【ただ温泉で蒸しているだけですが、お芋やお野菜の甘みが引き立ち大変美味】

せっかくご縁があって家族で熊本に来たので、その土地の良さをしっかり学びたいと思っているんです。今後の人生でも、こんなに温泉にアクセスしやすいことはそうそうないだろうと思って、温泉めぐりに絡めて、家族で県内さまざまなところをめぐる日々です。

ちなみに余談ですが、熊本に来てから温泉の奥深さを知り、より体系的に学びたいと思い、「温泉ソムリエ」 の資格を取りました。知識を得ると、改めて熊本県内の温泉の種類の豊富さ、素晴らしさに気づかされます。「源泉かけ流し、加水・加温なし」の温泉がこんなに身近にある暮らしなんてそう簡単に得ることはできないですよ。

温泉ソムリエが提案する最高の熊本お試しツアー

お試し移住ツアーと言えば、その土地の有名なスポットや先輩移住者のお話を聞きに行くことが多いと思いますが、ここに家族湯などの日帰り温泉を入れてもいいでしょうし、また、小さい子ども連れの方は公園など子どもが遊べる場所を入れるのもいいと思います。今回は温泉メインの話でしたが、こういう大きな楽しい公園も多いんですよ。アスレチックで遊んで、美味しいものを食べて道の駅に寄って、最後に温泉という、我が家もよくやる一連の流れを入れるという提案もアリですね。

【にんじんの他にもスイカやミカンなど、特産品を冠したアスレチックが県内に多くあり】

地元では、これが「当たり前」のことですので、移住者にとって大変魅力的だということを認識されていません。 東京でこのクラスの公園に行こうとすると、まず渋滞に遭い、有料駐車場を探し、トイレにも並び...となります。対して熊本は気軽に行ける。だからこのコロナ禍で、家族で熊本で暮らすことができてとても良かったです。公園で汗をかいてそのまま温泉、いいですよね。家族が当たり前に暮らしたい休日がすぐそこにあり、豊かに暮らせるのは代え難い魅力ですね。

【週末の天草旅行、トレーラーハウスでキャンプ→海水浴→そして最後に温泉でさっぱり。こんな魅力たっぷりの「くまもと暮らし」を子どもも満喫中】

週末の天草旅行に興味のある方はこちら

私は地方での勤務は熊本が2回目で、以前、香川県高松市にも暮らしていたことがあります。高松は緑も豊かで公園も多く、なによりもうどんめぐりが楽しかった。船に乗って気軽に島散策ができたのもよかったです。
やはりその土地の良さというものがあり、熊本なら特に温泉と、子連れで遊べる環境が整っていると感じます。ストレスのない子育てや、子どもが全力で遊べる環境があるということは、移住先としてもとても魅力的だと感じます。温泉を核にして、子ども連れ世代で来た場合の良さをいかに伝えられるかがポイントだと思いますね。

もともと阿蘇や天草など素敵な場所があるのは知っていましたが、それは熊本の魅力のごく一部であって、 自然も食も温泉も公園も、気軽に体験できることが沢山あります。地方での暮らしに興味がある、とか、都会の慌ただしい暮らしに少し息が詰まってしまった、とか、そういうところがあればぜひ一度、「くまもと暮らし」を考えてみてほしいです。今後、魅力が伝わるようないろいろなコンテンツをさらに充実させたいと思っておりますので、まずは気軽に県の移住相談窓口にご連絡いただければと思います。
とは言っても、いきなり移住しようということにはならないと思うので、とにかくまず一度、観光や出張でも良いので実際に来てみていただければと思います。熊本の魅力、きっと感じていただけると思いますよ。


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